平成30年度 審査の様子

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【 第9回福井県ビルメンこども絵画コンクール 講評 】

 第9回目となる今回も「未来のおそうじ」をテーマに、みなさんから寄せられた535点の作品はどれもすてきで、私たちが生活する環境をきれいにしようというメッセージにあふれていました。
応募いただいたみなさん、ありがとうございました。また、審査の結果、入賞されたみなさん、おめでとうございます。

 最優秀賞に輝いた髙橋優太さんの作品「きれいな海をいつまでも」は、
海に浮かぶゴミ回収船の作業の様子がよく考えられています。船内で操作しているのは髙橋さん自身でしょうか。集まってきた海の生き物たちの表現も、とても楽しそうです。

 協会賞の杉田陽軌さんの作品「潜水艦で深海のそうじ」は、
周りを照らしながら深海のゴミを回収する潜水艦が丁寧に描かれています。濃い青と泡の表現や、深海の生き物たちも周りにいて、そうじの様子がよくわかります。

 館長賞の鈴木楓花さんの作品「とり収集しゃ」は、
空き缶や空き瓶を咥えて飛んでいるもの、屋根の上にとまっているもの、いろいろな姿が描かれている「とり」たちの様子がよく描かれています。下の方で大きく描かれたゴミ収集車も、特徴をよく表しています。

 金賞の鈴木颯太郎さんの作品「レインボードラゴン、おそうじ中。」は、
レインボードラゴンの力強さが赤いりんかくや、色とりどりの模様から伝わってきます。これからおそうじするところと終わったところの違いもしっかり表現されているところがいいですね。

 銀賞の山村彩乃さんの作品「空とぶ未来のゴミ収集車」は、
どんどんゴミを回収していく収集車の大きさとやさしさ、とりやちょうも周りに集まってきて、楽しい様子が伝わってきます。きれいな空と虹もすてきです。

 銀賞の山村柚月さんの作品「ゴミがあった場所にお花の種をまくお掃除機ロボット」は、
二人の女の子が操作するロボットがゴミを回収しつつ、お花を育てている様子が楽しい作品です。ハートは飛んでいるのは花びらでしょうか。たくさん咲いたお花がいいですね。

 銀賞のはちじんこうきさんの作品「うみのそうじ ほほじろうザメ」は、
様々な回収パーツを持ったほほじろうザメが、海中のゴミをドンドン回収していく様子が、丁寧に、また力強く描かれています。回収されたゴミが外から見える胴体がユニークです。

 銀賞の坂口京花さんの作品「まほうの鳥がやってきた」は、
まほうの鳥が通り過ぎてキレイになり花が咲いた環境と、ゴミが散らばり花はしおれている環境の対比がよく考えて描かれています。虹色の軌跡を残しながら飛んでいる青い鳥が夢のあるよい作品です。

 銅賞の木下陽菜さんの作品「うずまきパワーで地球をキレイに!!」は、
画面いっぱいの大小様々なカラフルなうずまき、特にみどり色のまん丸うずまきには小さなうずも描かれていて、リズミカルな動きを感じます。

 銅賞の大見結愛さんの作品「ほうきろぼっと」は、
掃除機やほうき型のロボットたちの表情までこまかく描かれていています。きれいに塗り分けられ、カラフルでぱっと目を引く背景からロボットたちの世界が見えてきて、とても楽しい作品です。

 銅賞の若山咲恵さんの作品「バイ菌を吸いとれシャボン玉」は、
いくつものカラフルなシャボン玉が町をキレイにしていく様子と、シャボン玉に吸いとられたバイ菌たちの表情が楽しい作品です。色づかいもすてきです。

 銅賞の佐名木莉音さんの作品「カラフルフィッシュおそうじ大好き」は、
水の中に沈んだ空き缶を回収しているカラフルフィッシュが、尾びれの模様など色鉛筆で丁寧に描かれています。水草などの表現もいいですね。

 応募された作品からは、こどもたちが自分なりの視点で、周りの環境をきれいにすることについて考え、楽しみながら描いている様子が、勢いのよい線や、筆遣い、色の強さなどからも伝わってきます。
これからも「おそうじ」を通じて、私たちの環境をきれいにしていきましょう。

講評 福井市美術館 学芸員 山田泰啓