令和元年度 審査の様子

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令和元年【 第10回福井県ビルメンテナンスこども絵画コンクール 講評 】

 10回目を迎えた今年は417点の応募がありました。どの作品も自由な発想でのびのびと描かれ、環境をきれいにしようという思いが伝わってきました。
応募いただいたみなさん、ありがとうございました。
また、審査の結果、入賞されたみなさん、おめでとうございます。

 最優秀賞に輝いた佐藤愛宙さんの作品「海の中をきれいにするぞ」は、
海の中をおそうじするロボットや魚たちが画面いっぱいに描かれています。機械の中でゴミが取り除かれ、きれいになっていく様子が細かなところまで表現されています。水彩絵具の使い方もとても上手です。

 協会賞の樹芝咲さんの作品「まだ使えるゴミ」は、
ゴミの中にもまだ使えるものがあるという視点がすばらしいです。風を送り込む雲の表情がとてもユーモラスです。

 館長賞の杉田陽軌さんの作品「海上のごみ収集船」は、
海上のごみ収集船の様子が躍動感ある構成で描かれています。船が水面を進む水音や潮風まで感じさせるような空気感がうまく表現されています。

 金賞の野田杏奈さんの作品「うみをきれいにしよう」は、
クレヨンを使って海の中がきれいになるようすを楽しく表しています。色とりどりの海の生き物が登場し、まるで絵本の物語のようです。

 銀賞の奥出佐希子さんの作品「スポンジがとけいをおそうじしているところ」は、
クレヨンと水彩絵具を使って、おそうじのようすを楽しく表しました。色彩に透明感があり、にじみも美しい作品です。

 銀賞の武田晴己さんの作品「よるにくるどうぶつのAIロボット」は、
AI(人工知能)がとうさいされたロボットが様々なゴミを回収しています。近い将来、AIロボットがますます身近な存在になっていくのでしょうか。ユニークな発想の作品です。

 銀賞の杉田朋軌さんの作品「クラゲのおそうじ」は、
クラゲが長い触手を生かして海の中のゴミを回収する様子が描かれています。暗い海の中で薄い紫や青に発光しながら移動するクラゲの様子が繊細な色使いで描かれています。

 銀賞の増田菜生さんの作品「魚がよろこぶリサイクル」は、
海の中をきれいにするロボットが水彩絵具と色鉛筆を使って描かれています。ロボットの構造が細かなところまで丁寧に描かれています。きれいな海で生き生きと泳ぐ魚たちの様子も印象的です。

 銅賞の加賀千遥さんの作品「ピカピカきれい」は、
見ているとこちらまで笑顔になってしまうような楽しい作品です。おそうじすることの気持ちよさと喜びが、明るい色使いや表情によってよく表現されています。

 銅賞の加藤美心さんの作品「ゴミキャッチャー」は、
巨大なテントのような機械の中に次々とゴミを集めるユニークなロボットが描かれています。マシンの長い腕が力強い動きを感じさせます。

 銅賞の若山咲恵さんの作品「バイ菌を吸いとれシャボン玉」は、
いくつものカラフルなシャボン玉が町をキレイにしていく様子と、シャボン玉に吸いとられたバイ菌たちの表情が楽しい作品です。色づかいもすてきです。

 銅賞の坂口太一さんの作品「海底おそうじロボ」は、
海底をおそうじする潜水艇を操縦しているのは坂口さん自身でしょうか。たくさんの海の生き物たちに囲まれて楽しくおそうじする様子が伝わってきます。赤と緑の潜水艇もとてもすてきです。

 銅賞の坂口京花さんの作品「窓ふきロボット」は、
高いビルの窓ふきをするロボットをマジックとクレヨンを使って細かなところまで描いています。ロボットのメカニックな形やビルの立体感をうまく表現しています。カラフルな色がおそうじの後の晴れやかな気分を予感させます。

 みなさん、これからも身近な自然を美しくすることや、ものを大切に使うことを心がけてください。